(概要)
・イタリアの報告
・94人の感染のうち、外来治療群は37人、入院治療群は57人
・外来治療群では8%が死亡し、5%がARDSへ進行。
・外来治療群で無症候の患者の予後はいいが、症状がある患者では外来治療群でも肺炎など病状が悪化するケースがある。
・入院治療群の約42%が死亡、79%がARDSへ進行。
・ARDSへの進展因子:発熱、70歳以上、呼吸困難
(印象と感想)
・イタリアの死亡率は日本に比べて高く、医療崩壊を起こしていたため単純には比較的ない。
・透析患者においても無症候性の予後は良好である。
・日本の場合、PCR陽性であれば、現状では入院が必須となる。
・濃厚感染者以外では有症状であることから、やはり管理には十分注意する必要はある。
・因子としては高齢、咳や呼吸困難度の呼吸器症状、CRP上昇は注意が必要である。