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院長の臨床メモcolumn

2020.08.22

近畿地区の新型コロナ感染症の増加

(概要)

・全国では先週1週間で18名の患者が増加。前週は29名と最大の増加を認めていたため、やや減少している。

・18名中、近畿地区では8名の新規発症し、先々週の15名と引き続き、減ったもののいずれもこれまで認めなかったほどの患者数が発生している。

・男女比などは変わらない。

・多い徴候は37.5度以上の発熱と咳である。味覚臭覚異常は決して多くない。

 

(印象と感想)

・近畿地区ということで都道府県はわからないが、クラスターの発生の報告はないことから、おそらくは全国的な発生頻度と同様と推測される。

・透析患者ではほとんどが40歳以上の発症であることから、一般的に若年者で見られる臭覚味覚障害は少ないと思われる。

・日本透析医会でも、新型コロナ感染の増加に伴い、全国の透析施設に注意喚起を行い、院内感染対策とともに、患者にも感染について十分な指導を行うよう強く推奨している。