はじめての方も
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当院についてAbout clinic

ごあいさつGreeting

内科から生活習慣病、腎臓病、透析まで
幅広く治療にあたっています
私は研修医の頃から腎臓病、透析に携わり、たくさんの患者さまを診てまいりました。
「腎臓」は体を健康に保つためにとても重要な働きをする大切な臓器です。
しかし腎臓病は世間ではあまり認知されておらず、検診などの尿検査で異常が認められた
方がはじめて自分の腎臓病を知り、当院を受診されるというケースが多く見られます。
私は世間の方に腎臓病を広く知っていただきたいと切に願っています。
腎臓病で来院される患者さまには、まずじっくりお話を伺います。
その後腎臓病を理解していただくように丁寧に説明し、ご自分の病気に納得を
いただいてから治療に入ります。

また、腎臓病は生活習慣が大きく関係しており、普段の生活スタイルを変えることによって
未然に防ぐことができると考えています。
「腎臓病にならないようするには何をどうすればいいの?」
そういうご質問にもできるだけわかりやすくアドバイスし、指導にあたっております。
「腎臓を守る」ことを使命として、最終的に透析を受けなくて済むように、生活習慣改善のアドバイスをさせていただいております。
それでも腎臓病になってしまった方には、腎臓病というものをよく理解していただき、コミュニケーションを通じてお互いの信頼関係を築きながら
丁寧な診察、治療を心がけております。

また、透析による治療が必要となった方は、当初は大変落胆されることだと思います。
しかし、腎臓病が悪化して透析が必要になったとしても、今は新しい医療技術でよりよい治療もできるようになっており、透析治療が始まっても明るく
元気に過ごされている方はたくさんいらっしゃいます。
当院では経験豊富なスタッフとともに、メンタル的にも前向きな気持ちになっていただき、患者さまに元気と笑顔を与えられるよう努めております。
ご家族の方にも透析を理解していただき、安心して治療に臨んでいただけるようなホームドクターを目指しております。
患者さまの症状がよくなり、「先生と出会えてよかった」、「きたうらクリニックに来てよかった」とおっしゃっていただける瞬間ほどうれしいことはありません。

不安に思うこと、お困りのこと、何でも相談していただきたいと思っています。
たとえ透析が必要になったとしても前向きな人生を送っていただけるよう、患者さまの立場で考え、支え、そして治療してまいりたいと思います。
患者さまの疑問や要望に親身になってお応えできるよう医師、スタッフ一同、努めております。

院長経歴

学歴
1999年3月関西医科大学卒業
職歴
1999年神戸大学医学部附属病院第2内科に入局
西脇市立西脇病院 レジデントとして勤務
2001年兵庫県立姫路循環器病センター シニアレジデントとして勤務
2002年新日本鉄広畑病院 内科・腎臓内科・透析医員として勤務
2006年神戸大学医学部付属病院 腎臓内科・透析医員として勤務
高砂市民病院・六甲アイランド甲南病院に非常勤講師として勤務
2007年顕修会すずらん病院 内科・腎臓内科・透析センター長として勤務
2009年顕修会クリニック(腎臓内科・透析)院長として勤務
2013年きたうらクリニック 開院
2013年加古川医療センター腎臓内科 非常勤医師
専門資格
2002年日本内科学会認定内科医
2006年日本透析医学会透析専門医
日本腎臓学会腎臓専門医
日本内科学会総合内科専門医
所属
日本内科学会
日本腎臓学会
日本透析学会
日本糖尿病学会
その他資格

対応診療科目Medical Treatment

01総合内科General internal medicine

体に不調が現れたら、まず受診にいらしてください
当院院長は総合内科医の資格も持っております。
そのため基礎疾患や救急疾患についても適切に指導し、治療を進めることができます。
また風邪、腹痛、頭痛、インフルエンザの予防接種などの診療も幅広く行っております。

内科医として、患者さまのコミュニケーションを大切にし、触診などの診察を中心
治療していきます。
診察や説明をわかりやすく丁寧に行い、患者さまの状態や、検査結果もお伝えします。
「これって何科に行ったらいいんだろう?」「大きな病院にいくほどでもないし…」
このように体の不調が少しでも気になるようでしたらお気軽にご来院ください。

当院で内科を受診される方は加古川周辺の方が多いです。
地域の皆様の「かかりつけ医」として、どこがどう悪いか安心して話せるような雰囲気の
診療を心がけています。
また、紹介が必要と判断した場合は適切な専門医を紹介できるように体制を整えており
ます。

まずは「なんでも、自分の体の悪いところを話せる」クリニックであるようスタッフ一同努めて参ります。

別の医療機関での受診が必要となった際、ご希望の病院などがあれば遠慮なく医師にお
伝え下さい。

02腎臓内科Nephrology

腎臓は健康を保つためにとても大切な臓器です
腎臓は、体内にある老廃物を尿として体の外に出す働きを持っています。
また、余分な水分とナトリウムを排出することで、血圧を調整しています。
骨髄の中にある造血幹細胞は、腎臓から出るホルモンの刺激を受けて赤血球をつくり
出します。腎臓の働きが悪いと貧血を起こしやすいのはこのためです。

腎臓は同時に、体内総ナトリウム量やイオンバランスも調節しています。
ところが腎臓病の症状が悪化するとその調節機能が落ち、体がむくんできます。
またイオンバランスの乱れは、体にさまざまな不調(疲労、めまいなど)を引き起こしま
す。腎臓の機能が落ちてくると、カルシウムの吸収を促進する活性型ビタミンDの量が
減り、骨の発育が悪くなるなどの症状が現れてきます。

これらが腎臓の働きです。
私たちの健康を保つためにとても重要な臓器であることがおわかりいただけるでしょうか。

健診や、あるいは現在かかっている病院の医師から、「あなたは腎臓が悪いですよ」と
言われ、当院に来られる患者さまが多くいらっしゃいます。

  • 尿蛋白とか尿潜血が出たと言われた
  • 尿の色やにおいがおかしい気がする
  • 腎臓が悪いかどうか調べてほしい
  • 腎臓が悪いって言われたが、どこが悪いの?
  • むくんでいるんだけど、腎臓が悪いのかな?
  • 透析しなければいけないと言われてしまった

このようなご質問、ご相談を受け付けております。

腎臓病の悪化に伴う症状

また腎臓病が悪化すると以下の、「尿毒症」と呼ばれる症状が出てきます。
  • 疲れやすく、常にだるい感じがするといった倦怠感
  • 靴や指輪がきつくなるといった、むくみ
  • 度々立ちくらみや貧血が起きたりする
  • ちょっと早歩きしただけで息が切れてしまう
尿毒症の症状やむくみが悪化してきたら、早急に透析療法を開始することをお勧めします。
迅速な対応をいたしますので、すぐに相談にいらしてください。

血液透析と腹膜透析について

透析の種類血液透析腹膜透析
残っているご自身の腎臓の機能数%数%
時 間4時間×週3回(平均)夜間~1日中
食事・水分制限強いが透析時間による やや多い
通院回数週3回月1~2回
必要な手術シャント作成カテーテル留置
10年以上長期治療可能腹膜透析だけでは困難
問題点長期透析合併症・シャントトラブルなど腹膜炎、腸閉塞、カテーテルトラブルなど
腹膜透析は、おなかの中に手術で埋め込んだカテーテルを介して透析液を出し入れすることで行う透析療法です。
おなかの中に透析液を入れることによっておなかの中で不要な物質や水分を除去します。からだや腎臓に優しいのが特徴の一つで、
透析が始まった後でも残っている腎臓の働き(残腎機能)を長持ちさせることが可能です。自宅や仕事場で透析液の交換を行います。
通院は月に1~2回で済み、時間の制約も少ないというメリットがあります。
血液透析と比べ普及率は低いですが、透析導入時に医療従事者からきちんと説明を受けていないという事実もあります。
当院では血液透析と腹膜透析についてきちんと説明をし、納得して透析を選択して頂くよう努めています。

当院の特徴Features

じっくり丁寧に診察します
まずは症状などじっくりお話を伺い、そして聴診、触診を行います。
医師としての長年の経験から、内科系の疾患はこの時点でどんな病気が潜んでいるのかが
ある程度判断できます。
異常があると思われる方には血液検査、尿検査、エックス線、エコーなどでさらに詳しく
検査していきます。

エックス線では、胸に水が溜まっていないか、心臓に負担がかかっていないかを確認します。
腎臓以外でも、慢性腎臓病の患者さまは脳卒中や、心臓病にかかりやすい傾向にあるので
注意が必要です。
胸が苦しい、動悸がするという方には不整脈や狭心症の疑いがありますので、
24時間心電図を記録できる、ホルター心電図検査を行います。
また、動脈硬化の程度を調べる「血管年齢検査」も行っております。

このように適正な検査、適切な治療を施すことで病気を早期発見し、病状の悪化を防いでいきます。

当院で行っている検査

当院では、一般的な血液検査や尿検査の他、下記の医療機器を使用してより正確な検査を行っています。
小型の医療機器を携帯し、
長時間心電図を記録できます。
長時間の計測で、より正確な診断が可能です。
動脈に狭窄や閉塞がないか、動脈硬化が起こっていないかを測定します。
検査時間は数分程度です。
エックス線で胸部の撮影をします
(X-PとはX-ray Photographの略)
胸に水が溜まっていないか(胸水)の診断の他、肺癌や肺炎や結核など多くの診断に使われます。
超音波を体に当て、その反響を映像化して診断します。
超音波は短時間で体の中を進んでいき、臓器など固いものに当たると反射するので、その反射音波で距離や状態を測定し、体内の様子を可視化するのです。腎臓はもちろん、肝臓・胆嚢・膵臓・脾臓など様々な臓器の診断に用いられます。
最新の血液検査機器を導入することで、これまで結果がでるのに半日以上要していた血液検査が、およそ10分程度で分かるようになりました。
薬の投与量や病気の程度などがその日のうちに診断可能です。
心臓の活動をグラフに記録することで、心疾患の診断と治療に役立てます。
この他、上記にあるホルター心電図では、24時間の装着により時折しか出現しない不整脈を捉えることができます。