尿酸法を用いた体液量の測定を考案された新里先生の本を購入した。
透析患者では体液量の調整は非常に重要でありながらも、日々変わるものなのでその評価が非常に難しい。
まだ、購入して間がないが、臨床上目指すところはドライウェイトではなく、ドライ細胞外液量であるという表現に非常に興味をひかれる。
細胞内液と細胞外液の水分の移動がないという仮定の話ではあるが、
飲食したもの、除水するものは基本的に細胞外液量である。
一方でドライウェイトは体重なので、体液量以外にも、脂肪、タンパク、骨など様々なものの総和である。
と考えると、透析で除水するうえで目標にするのはドライ細胞外液量であるという解釈。
もちろん、深い理論があってこその話で、まだほんの序章に過ぎない部分を抜粋しただけである。
これから読み進めていくのが楽しみである。