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院長の臨床メモcolumn

2022.06.14

鉄代謝

  • 生体内には鉄が3000-4000㎎含まれているが、血液中にはわずか3-4㎎である。
  • 鉄は主に十二指腸から吸収さえる。量としては1-2㎎と少なく、植物性食品由来を非ヘム鉄、動物性食品由来をヘム鉄という
  • 鉄欠乏を回避するためにはTSATを20%以上に維持する必要がある。
  • Hbを維持するためには、TSAT20%以上維持する必要があり、フェリチンを50以上に維持する必要がある。フェリチンに関しては高値であれば、鉄利用障害を生じている可能性があるため、決して高値がよいとは限らない。反対に、フェリチンがある程度低い方が、鉄利用が保たれている可能性が高い。
  • 以前から言われているMCVも鉄管理には必要である。