(睡眠ステージ1)
・非常に短くて浅い睡眠:5-10分程度
・たまにこんなことありませんか?
・寝初めに体がビックっとする⇒ジャーキング(体の緊張がゆるみ、緩んだ筋肉を体が戻そうとするため痙攣のようになる)
・いきなり変な夢を見た⇒入眠時幻覚(入眠直後のリアルな夢)
・REM睡眠に似た波形を示す⇒起きるならREMに近い、脳が起きている間に!
このステージを通り越すと深い睡眠になり起きづらくなる(昼寝で失敗するパターン)
(睡眠ステージ2)
・最も長い全体の50-60%
・ゆっくりした波が発生し、深い睡眠へ移行するステージ
・睡眠紡錘波の発生
・紡錘波発生中は外界の世界と遮断されている。
・手続き記憶(運動、スポーツ、ピアノなど特定の活動の習得に関する記憶)が定着
・紡錘波が少ないと浅く、睡眠の質が悪い(不眠症は波が少ないとされている)
・紡錘波が多いと睡眠の質がいい。
・女性は男性に比べると多いといわれている。女性は日中の情報を整理するために多くのエネルギーが必要といわれている。
・高齢者は減ってくる
(睡眠ステージ3)
・深睡眠といわれるステージでnon-REM
・睡眠の夜の早い段階(1番初めのサイクル)で最も深い。
→大切なステージ。大脳皮質全体が徐波睡眠となり、脳のエネルギー消費が少なくなる時期。成長ホルモンの分泌が多いステージにもなり、抗ストレス、疲労回復、成長に最も重要である。ここで起きてしまう、起こされると”睡眠酩酊“が生じる。
*眠れない方など不眠症でも深睡眠を含めた1番目の睡眠サイクルがしっかりととれるかどうかが非常に重要となる。
*常に多くのエネルギーが消費されてある。その分、初期の深い睡眠は必要です。この深い睡眠がなければ、睡眠負債がたまりやすくなり、集中力の低下など生活に影響が出てくる。高齢者は消費エネルギーが減ってくるので、深い睡眠は徐々に減ってくる。
(睡眠ステージ4)
・REM睡眠といわれるステージ
・大脳皮質が活動化し、記憶も活性化する。
⇒いろいろな記憶が偶発的に登場する。
つまり夢を見る。この記憶は比較的、ドラマティックな部分が削られていることが多く、本来のリアルな内容と異なる。
・REM睡眠における夢は初めのサイクルでは目を覚ましているのですが自覚はない。REM睡眠が多くなってくる夜の最後(起床近く)のサイクルで見ることが多い。
・REM睡眠中はあなたの体はどうなっていますか?
⇒基本的には体は寝ている。そうしないと、あなたは夢を見ているときにとんでもない行動するでしょう。
ただ、REM睡眠行動異常症という病気があり、寝ているときに頭は起きているけど、行動が止められないという病気がある
(高齢者の睡眠と)
・睡眠は浅くなる。
・REM睡眠は長くなる。
・脳の消費エネルギーが少なくなるた深い睡眠がなくなり、基本REM睡眠が多くなる。
⇒睡眠との付き合いの難しさ
「今日こそ寝よう」、「眠れないどうしよう」、「目覚めてしまった、もう一度寝るぞ」
何度も何度も時計を見て、「眠れない、眠れない」
→本当は、そのような状態では、睡眠の質と量は保たれている可能性はある。睡眠への不安は、環境、翌日の都合、体調への心配など本人しか判断できないところはある。