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院長の臨床メモcolumn

2012.10.16

随分と寒くなってきました。血圧と減塩

2週間前から寒くなってきて、特に先週から朝は特に寒くなってきています。

そういう季節の変わり目には注意しなければいけないのが血圧です。

特に早朝時の血圧が上がってきます。

当院でも約3割の方が早朝時の血圧が上がっています。

また気温低下とともに汗の量が減ってきますので、透析間の体重増加が多い方も見られます。

加えて、汗からの塩分喪失が減ってきますのでその分体内に塩分が残ってしまい血圧を上げてしまう要因にもなります。

ですのでこの夏⇒⇒⇒秋・冬への季節の変動には気をつけなければなりません。

まずは飲水、塩分摂取の見直し。

特に最近体重増加が多くなった方は見直す必要があるでしょう。

それにもかかわらず血圧が上がっている方はDWを見直す。

秋になり食事量が増えている可能性があります。

その場合はDWを増やさなければなりません。

その場合でも減塩はきちんと継続しなければなりません。

あとは冬場だけ、血管が寒冷刺激で収縮してしまって血圧が上がる方もいらっしゃるのでその時には降圧剤が必要でしょうね。

当院でも「夏場は降圧剤は不要になるけれども、秋から冬にかけれ降圧剤が必要になる方」がいらっしゃいます。

春夏秋冬あります。

衣類もその都度変わります。

気温の感じ方もそれぞれです。

季節に応じて体内の環境も変化しても何ら不思議ではないと思います。