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院長の臨床メモcolumn

2016.05.21

無結晶性尿酸塩は病的意義があるかどうか?

最近、学校を中心として検診が多いです

尿検査異常を指摘された患者さんが週末に多く来院されます。

その時に、尿沈渣という、顕微鏡検査をして、異常がないかどうかを詳しく検査します。

赤血球、白血球が中心なのですが、「尿酸塩」という言葉がよく出てきます。

尿酸塩は尿酸に塩分が結合した状態です。

これが結晶化して、悪さすると「痛風発作」の原因になります。

痛風発作は有名なのが足の付け根の痛みですよね。

ビールなど酒のみの方に多く見られます。

ちなみに、尿路結石などの場合は「尿酸結晶」が悪さをして、結石になります。

ですから基本的には痛風と尿管結石の原因となる結晶は異なります。

ただ、「尿酸」という原因は一緒ですけどね。

元に戻りますと、基本的に尿酸は尿から出ますので、尿から「無結晶性尿酸塩」が検出されることはよくあるので心配いりません。

「尿酸結晶」や「尿酸塩結晶」もすぐどうこうありませんが、その場合は痛風や結石に要注意ですね。

今日は、出勤したすべてのスタッフで駐車場の草抜きをしました。

熱い中みんな文句を言わずしてくれて本当にうれしかったですし、ありがたく思いました。

いいスタッフに囲まれて幸せですね。