中外製薬やキリンから頂くシャント訓練用の「にぎにぎ」するやわらかいもの。。。
なんて名前があるんでしたっけ?
名前があるかどうかも知りませんが、シャント作成して良く配られる「あれ」です。
シャントがやや狭くなってきている高齢の女性にスタッフが「あれ」を渡したようです。
その結果、以外にもしびれが消えた!ととても興奮され、喜んでおられました。
こちらもまさかって感じでした。
スタッフはファインプレーですね。
「治してあげよう」という気持ちが患者さんに届いたと思います。
しびれというものは色んな原因がありますが、なかなか治りづらい症候の一つです。
それが治ったということは本当に嬉しいです。
この方の場合、しびれが治って指先の感覚ができることによってお皿などの物を落とすことがなくなったということで非常に喜んでおられました。
もともと運動については非常の積極的な方で手のグーパー運動はしていたようです。
しかし、このシャントの「あれ」をにぎると非常に握力を使うため手の筋力トレーニングになるという実感があるようです。
シャントがある方の手は血流不足になりやすく、とくに指先は血流不足になりやすくなっています。
指先の毛細血管が血流不足になると、神経も血流不足になって酸欠症状をきたし、しびれます。
おそらくこの方の場合、シャント訓練により血流増加や新たな細かい血管が成長し、神経にも栄養を与えてしびれが消失したものと思います。
このように運動は血管を成長させてくれる素晴らしいものだと再認識しました。