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院長の臨床メモcolumn

2015.01.30

CKDと診療についての講演

今日はある製薬会社に依頼され、社内研修会の講演を行ってきました。

今回は「慢性腎臓病と臨床」について。

一般的な慢性腎臓病の話というより、糖尿病性腎症、腎硬化症、腎動脈硬化症、多発性嚢胞腎など各論的な話と、実際に来られた患者さんを例にして、具体的に慢性腎臓病の方が来院された場合どのような治療をしているかをお話ししました。

腎生検や最近話題のサムスカの話もさせていただきました。

慢性腎臓病もステージによって話す内容、治療内容が異なります。

ステージに分かれる、ステージが進めば悪くなるというお話は知っているようですが、実際の内容に触れることは体験的なことが多いので、その体験の一部をお話をしました。

また、公園の前のお話を伺うと、保存期腎臓病患者さんでの腎性貧血治療率の低さに驚きました。

透析患者さんでは貧血治療は常識となっていますが、保存期腎臓病はまだまだ広まっていないようです。

貧血は腎臓だけではなく、心臓病にも大きくかかわってきます。

腎性貧血の治療が広まっていってほしいと思います。