透析のシャント(ブラッドアクセス)の中で一番感染しやすいのは、一時的留置カテーテル。
次は、皮下カフ型留置カテーテル、人工血管となり、通常の内シャントは人工物が入っていないので感染率は低い。
感染する場合は、穿刺部の皮膚が弱っている部分や穿刺部位から感染する。
同じ場所への穿刺や瘤ができている場所は要注意である。
また、栄養状態がが悪いなど免疫状態にも左右される。
原因菌は皮膚の常在菌である黄色ブドウ球菌が多い。
透析患者の場合、MRSAもあり得る。
極めてまれにではあるが、皮膚の感染が深部に拡大すると血管に波及し破裂することもある。
シャント感染を予防するには、穿刺部の消毒はもちろんであるが、自身の皮膚の衛星も重要である。