片頭痛の新しい薬が発売されたようです。
薬のパンフレットを読むと、
大塚製薬から発売され、使用目的は「片頭痛発作予防」ということのようです。
専門医など十分な診察を受け、片頭痛発作が頻回であり、慢性片頭痛になっているケースに使用するようです。
慢性片頭痛とは、頭痛の発作が1か月に15回以上でさらに3か月持続する場合で、そのうち、8回以上に片頭痛を認める場合です。
慢性片頭痛では標準的な治療薬であり、トリプタンの効果が低下し、頭痛により生活に支障が出るような状態のようです。
投与方法は2種類。
①4週間ごと225㎎、②12週ごと675㎎
副反応は約20%に発赤などの局所症状が出現します。
効果としては、比較的早く出現するようで、
1か月目で、月当たり5-6日頭痛の発作が減少します。
頻度が50%以上減少;片頭痛では70%程度、慢性片頭痛では60%程度
頻度が70%以上減少;片頭痛では40%程度、慢性片頭痛では30%程度
さらに、
100%と完全によくなった頻度は前者が20%程度、後者が10%程度です。
私は、ほぼ片頭痛はみませんが、片頭痛で困っている方が2日に1回程度出現したいたものが週1-2回になるということは非常に患者さんにとっては楽になるのではないかという印象を持っています。
さらに、100%の改善率も、片頭痛という点から考えると効果があるのではないでしょうか。
片頭痛は、片側だけの頭痛と思っている方が多く、片頭痛と思い込んでいる方が多いので、まずは、専門医での診断をきちんと受けることが必要だと感じています。
そのうえで、まずはトリプタンを服用し、次の選択肢としてアジョビができたことは朗報ではないでしょうか。