またまた、薬剤2つが1つにまとまった合剤が発売になります。
合剤が認められてから次々と合剤が出てきますので、覚えるほうも大変です。
しかし、合剤にしたほうが、患者さんは飲む個数が少なく、飲み忘れも少ないようです。
患者さんには合剤はあくまで2つの薬が合わさっているので、一つとして考えないようには伝えています。
さらに薬局でしっかりと説明を受けているので大丈夫だとは思っています。
今回、タケルダというくすりが発売になります。
これは脳梗塞や心筋梗塞の予防で「血さらさら」のおくすりです。
この「血さらさら」のおくすりは低用量アスピリンで、副作用に胃潰瘍があります。
その胃潰瘍予防にはタケプロン(ランソプラゾール)を併用すると、潰瘍予防効果がぐんと高まります。
この低用量アスピリン+タケプロン=タケルダというわけです。
私もいままではバイアスピリン+タケプロンを処方していたので、一つになることは非常に良いことだと思っています。
次に、高血圧の薬同士の合剤。
Ca拮抗薬であるアムロジピンと新しいアンギオテンシン拮抗薬であるアジルバが合体し、「ザクラス」が登場しました。
アジルバ20㎎+アムロジピン2.5㎎=ザクラスLD
アジルバ20㎎+アムロジピン5㎎=ザクラスHD
となります。
アジルバが早くも合剤となって再登場しましたね。