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院長の臨床メモcolumn

2019.10.19

山梨県の尿アルブミンの検査数はかなり多い

第4回NDBを見てみると、山梨県の尿アルブミンを測定している件数がむちゃくちゃ高いのを発見しました。

これはかなり、糖尿病性腎症の予防を熱心に行っていることの裏返しだと思います。

山梨県は県全体でCKD対策を平成27年から行っておられます。

医師会や中核病院はもちろんのこと、行政、看護師、薬剤師、栄養士、企業などと連携を組んで、

透析導入10%減少をを目標に、

県全体で取り組んでおられます。

このなかで、素晴らしいと思ったのは、連携はもちろんのこと、

腎専門医の診察の後、腎専門医から今後、血圧が●●以上になればまた紹介くださいね。という

「再紹介チェックシート」があるという点です。

これは非常に助かります。

専門医に紹介して、帰ってこられるけど、次どうしたらいいの?という不安はあります。

その不安も解消できるようなシステムを構築しているのは素晴らしいと思います。

また、影響し協会とも連携しているので、栄養指導してくれるもの非常に助かります。

CKDだけではなく、最近、糖尿病性腎症重症化予防対策もクローズアップされているので、

さらにDKDに幅を広げて、県全体ですでに動いておられます。