題名のことは当たり前のように思うかもしれません。
夏は暑く、代謝が激しく、場合によっては食欲も低下するので痩せやすい。
筋肉量は変わらないかもしれないが、脂肪はつきにくい。
反対に冬は代謝が少なく、動くことも少ないのでどんどん太ってしまう。。。
筋肉量は夏と同じで、運動量によって違いかもしれない。
これを調べた論文があります。
30歳代の健常者です。
下のグラフにもあるように、夏は体重とともに脂肪量も痩せ、筋肉量はほぼ一定です。
体脂肪率でいうと冬に上昇する分、相対的に体筋肉率は反比例で減少します。
体脂肪率でおおよそ2-3%。
やはり、夏に痩せ、冬に太る傾向はあるようです。
これらは30歳代であり、運動もしている方々なのでまだ筋肉量も保たれ、脂肪のつき方も少ないと思われます。
これが中年となり、運動が少ないようになってくるともっと差が激しくなると思います。
つまり夏と冬では体脂肪率が大きく違ってきて、冬にもっと脂肪量が大きくなるということです。
透析患者さんでも同様のことが言えると思います。
冬になるとドライウェイトが上がる方が多いと思います。
運動量、代謝が減り、脂肪量が増えてきます。
体重増加も増え、体内水分量も増えますが、相対的には体に占める脂肪量が増えて、その分DWが増加する方が多いと思います。
夏になると逆に減少する可能があります。
季節に変わり目というより気温の高いとき、低いときで人間って変わるものだと思います。
透析後の脂肪量の変化を見ることも重要と思います。