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院長の臨床メモcolumn

2021.04.19

喫煙者と白血球数増加

(概要)

・日常の診療で喫煙者に白血球数増加の患者さんを散見する。

・事実、報告でも非喫煙者と比べて喫煙者は白血球数が多い。

・白血球の中でも、好中球やリンパ球が増加する。

・それ以外でも、LDHやCEAが増加するという報告がある。

・原因として①ニコチンによるカテコラミン上昇により白血球が動員、②気管支の炎症で好中球が動員

(印象)

喫煙により好中球が動員されることにより、気管支、肺に炎症をきたし、COPDなどの肺疾患を誘発する

また、喫煙により慢性炎症を惹起し、動脈硬化など呼吸器疾患にも影響を与えると考える。