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院長の臨床メモcolumn

2021.05.16

加古川市の新型コロナワクチンの予約方法の変更

・1日100万人の接種を目標とされている。

・国が接種速度を速めていく方針を打ち出しており自治体も急ピッチで予約方法を懸命に模索している。

・しかし、一方ですでに、医療機関の現場では、予約において電話が殺到し通常業務に支障をきたしている。また、予約のための行列、予約をとれず怒り出す方や警察沙汰になるといった報道もある。

・加古川市は先週から80歳以上の高齢者のワクチン接種が始まっている。

予約方法に関してはやはり苦情があり、80歳以上などの高齢者の中でも優先順位を撤廃し、抽選制度となった。

https://www.city.kakogawa.lg.jp/corona/31299.html

・先週は週末の2日間で480人、今日明日で2940人と増員、来週の週末では2日間で4500人となる見込み。ワクチンの在庫があるのであればもっと多く接種する必要がある。1週間に4500人では1か月に18000人となる。スピードが遅いなど書くことは簡単であるが、実際は簡単な話ではないだろう。どの自治体も確約できていない状況から場所、時間、人などすべてを準備しないといけない。しかも数か月という長いスパンの話である。すでに関連団体は繰り返し繰り返し協議を重ねている。我々開業医としては行政の方針に従い、可能な限り多くの方に接種をしていく気持ちは持っておかなければならない。