(概要)
-超速効型インスリンの進化型
-超速効型であるインスリンリスプロに2つの添加物が加わっている
①トレプロスチニル(局所血管拡張)
②クエン酸(血管透過性亢進)
-リスプロよりも吸収と消失が早い
-治験ではリスプロよりも13分立ち上がりが早い
=食後血糖の上昇を抑制させる
-注射は食直=2分以内、あるいは食後20分以内(食後は効果が落ちる可能性)
(印象と感想)
-食後の過血糖の抑制に期待、特に日内血糖変動の縮小
-リスプロから変更するとして、HbA1cがどこまで低下するか?
-腎不全や透析ではインスリンの効果が長引くため、空腹時の低血糖のリスクは減弱するかもしれない。
-糖尿病性胃腸障害など胃の運動が遅延している方は、吸収より早く、インスリンの効果が発揮され、低血糖になる危険性があるので注意が必要と思われる。