先日、肉眼的血尿には要注意という記事を掲載しました。
肉眼的血尿を認めた場合は尿検査、血液検査、エコーなどを行います。
その中でも癌細胞の有無をチェックするという点で重要な検査に「尿細胞診」があります。
尿細胞診検査は尿の中に「癌細胞」があるかどうかを顕微鏡で確認します。
検査としては尿をとるだけなので簡単にできます。
それでは、その尿細胞診検査は何回するべきか?
ある報告では、
「1回目の検査で膀胱腫瘍の尿細胞診陽性は88.3%,3回目までに96.1%が陽性であった」とあります。
回数を重ねるごとに陽性率は高まるようです。
1回目でも十分感度が高い検査といえますが、「癌」の問題だけに「白黒」つける必要があります。
ですから尿細胞診は「3回」することが望ましいといえます。
ただし、保険医療の決まりとしては「月1回まで」しか検査できません。。。