透析患者さんは健常者の方と比べてエネルギー消費量が多いといわれています。
透析中は開始時でも20%多く、透析中は30%以上より多く消費されています。
透析のない日でも約10%健常者よりエネルギーを消費しているようです。
ということはエネルギーを余分に摂取しないといけません。
エネルギー不足になるとどうなるか?
身体の中の筋肉からタンパク質が崩壊されるのです。
どんどんアミノ酸が消費されるため筋肉が低下し、運動量が低下し、活気がなくなっていく。。。
これは避けなければならない問題です。
尿毒素の問題、食事制限の問題が大きくあると思います。
透析時間を延長し、その分食事を食べカロリー摂取もしていく形が理想だと思います。
まずアルブミン値が低い方はPの値がいいから良しとするのではなく、カロリー補助食品やおやつやフルーツを勧めてもいいと思います。
カロリー摂取とともにLカルニチンの摂取をすることで筋肉が合成されるのでサプリメントを併用することも一手だと思います。
透析患者さんのエネルギー消費量は予想より多く、エネルギー摂取を促し、筋肉を維持していかなければいけないことを忘れてはならないと感じました。
栄養、運動、透析はこの3点は透析医療の根本ですね。