カルニチン補充療法の投与後の変化を先日説明しました。
今回、中止後の変化はどうなるのか?
まず、この報告では内服薬を投与し、その後、注射剤とし、中止後の濃度の経過を追っています。
①内服薬から注射薬の変化
変更前と比べると明らかに赤丸の遊離カルニチン濃度が上昇しています。
②中止後の経過
中止した時が12か月目でそのあと1年間の経過を見ています。
投与3か月後の15か月目で著明に濃度が低下しています。
その後は緩徐に低下しますが、投与9か月目の21か月までは正常範囲でした。
しかし、投与12か月目の24か月目になると正常範囲を切っていました。
中止1年後に近づくとカルニチン欠乏症状が出現するかどうかを注意する必要がありそうですね