尿に糖をたくさん排泄させることによって血糖値を下げるSGLT-2阻害薬があります。
尿から糖を排泄させるということなので、腎機能が良くない患者さんには使えませんが、
血糖値低下作用、体重減少だけではなく、最近では腎機能障害進行抑制作用も報告されています。
中等度腎障害の方にはあまり使うことはなく、効果も乏しいですが、ルセフィ―の報告を見ると、
効果はともかくとして、GFR45未満の中等度腎障害以降の患者さんに対しても、薬物動態は安定しているようです。
要は血中濃度が高くなり、副作用が生じやすいということもなさそうです。
ただ、効果はどうかという点は問題点として残りますが、腎障害でも安心して使いやすいというのは安心材料ですね。