透析患者さんの血糖管理の指標として「HbA1c」がいいのか?、「グルコアルブミン(GA)」がいいのか?
という問題はありますが、今回はそれはおいといて。
生命予後や心血管病の発生を抑えるという観点からは
「HbA1c7.0%未満」です。
ただ、低ければいいというものではなくて、「6.0-6.9%」にコントロールすることが生命予後や心血管病の危険性は一番低くなります。
HbA1cが増加するために心臓病や脳卒中の危険性が増えることは理解できます。
低すぎる場合は何か心配か?
一番の注意は低血糖です。
低血糖は要注意です。
ですから緩徐なコントロールが要求されます。
それではGAはどれくらいにすればいいのか?
まだデータは少ないですが、「20%未満」でしょう。
透析患者さんに限らず、糖尿病は緩徐にコントロールする必要があります。