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院長の臨床メモcolumn

2014.02.21

糖尿病専門医の経口糖尿病薬の処方頻度

2009年から糖尿病領域に大きな流れの変化がありました。

それはDPP-4阻害薬という新しい薬理機序を持った薬が発売されたことです。

DPP-4阻害薬(ジャヌビア、ネシーナ、エクア、トラゼンタ、スイニー、オングリザなど)が発売されたのち、糖尿病の飲み薬の処方はどう変わったのか?

糖尿病専門、専門でないにかかわらず、新しいDPP-4阻害薬の処方(図では赤)が増えています。

当然だと思います。

明らかに違いが出たのはSU役と言われる良く血糖の下がる薬の減り方です。

糖尿病専門医では約40%使用されていたのが、27%まで低下しています。

糖尿病の非専門医では減少はそんなにありません。

糖尿病専門医はDPP-4阻害薬だけではなく、ビグアナイド系の薬も増えてきています。

今、主流にある経口血糖降下薬はDPP-4阻害薬とビグアナイド製剤かもしれませんね。

色んな薬を併用しながら、低血糖を起こさず、個人個人に合わせた血糖管理が必要ですね。