2009年から糖尿病領域に大きな流れの変化がありました。
それはDPP-4阻害薬という新しい薬理機序を持った薬が発売されたことです。
DPP-4阻害薬(ジャヌビア、ネシーナ、エクア、トラゼンタ、スイニー、オングリザなど)が発売されたのち、糖尿病の飲み薬の処方はどう変わったのか?
糖尿病専門、専門でないにかかわらず、新しいDPP-4阻害薬の処方(図では赤)が増えています。
当然だと思います。
明らかに違いが出たのはSU役と言われる良く血糖の下がる薬の減り方です。
糖尿病専門医では約40%使用されていたのが、27%まで低下しています。
糖尿病の非専門医では減少はそんなにありません。
糖尿病専門医はDPP-4阻害薬だけではなく、ビグアナイド系の薬も増えてきています。
今、主流にある経口血糖降下薬はDPP-4阻害薬とビグアナイド製剤かもしれませんね。
色んな薬を併用しながら、低血糖を起こさず、個人個人に合わせた血糖管理が必要ですね。