最近、咽頭炎、風邪の方がちょこちょこいらっしゃいます。
痰があるとき去痰剤を使用しますが、去痰剤に関しては腎臓病でも特に問題なく処方できることが多いです。
しかし、痰といっても、
・痰が切れないのか?
・痰が粘っこいのか?
・痰の量が多いのか?
・痰の色は?
などいろんな訴えがあります。
私は
痰の切れが悪い患者さんには→ムコソルバンLを処方しています。
ムコソルバンは痰の排出を高め、引っ掛かりを防ぎ、気管の滑りを良くしてくれます。
一方、
痰が多い方には→ムコダインを処方します。
ムコダインは痰の粘つきを抑えてくれ、粘液をもとに戻してくれますし、炎症を抑える作用があります。
また、粘りが強いときにはビソルボンを処方します。
ビソルボンは粘っこい痰をぶっちぎってくれます。
これらの症状を聞きながら、単剤、あるいは2剤併用療法を行います。
使い分けると結構効果も違いますね。