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院長の臨床メモcolumn

2014.06.20

尿たんぱくは恐ろしい!

昨日、腎臓の研究会に行ってきました。

尿たんぱく陽性だと、腎機能が悪くなって、腎不全となっていく可能性は高くなります。

さらに、心不全や脳こうそくなどの合併症の確率も増えてきます。

腎臓病の患者さんには血圧コントロールもかなり重要ですが、尿たんぱく陽性を陰性にすることもかなり重要です。

結局合併症が怖いので、尿たんぱくを抑え、腎不全や心不全を抑えていくことに努めていくべきですね。

先日の日本糖尿病学会でも、尿蛋白(尿アルブミン)陽性の患者さんは海馬が委縮し、認知障害も進行している傾向があると発表されました。

血圧の数値や腎臓の数値(クレアチニン)などと関係なく、尿蛋白(尿アルブミン)陽性の患者さんは合併症や認知症にやりやすい可能性が高いと思われます。