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院長の臨床メモcolumn

2019.02.16

夏の災害への心構え

2018年7月7日西日本豪雨より加古川の水位は4.75メートルまで上がりました。

堤防の限界まで約2メートルと迫る勢いでした。

加古川市民の約60%あたる16万人の市民に対し避難勧告が発令されました。

しかし実際に避難された方は約0.3%とされています。

避難勧告の前情報にあたる避難準備、高齢者など避難開始の発令がなく、不意打ちの避難勧告に驚かれた方も多いのではないでしょうか。

2004年以降の約15年ぶりの氾濫危険水域の上昇。

不安な日々を過ごされた方も多いと思います。

2018年の災害は10年に1度の災害なのか?

これから毎年のように発生するものなのか?

前者を祈るばかりです。

自治体を中心とした避難計画の修正や再検討が必要と思いますし、我々も、今年の夏までには、クリニックとして個々の対策を立てる必要があります。

透析クリニックでは患者様に対して、透析を週3回行う必要があります。

診療時間内の避難勧告を発令時の対応、診療時間外に発令された避難勧告への対応の大きく二通り。

透析スケジュールの変更については状況と曜日を考慮し、柔軟に対応していくとともに、患者様にも災害時のスケジュール変更等に関してのご協力を仰いでいきたいと思います。

来月には避難訓練を行い、再来月には透析患者様への勉強会を予定しています。