仕事をしていると毎日、いろんな問題があります。
小さい問題はよくあります。重大な問題はたまにあります。
しかし重大な問題といってもはじめは潜在的にあった問題が表面化して重大な問題に至ったと思うこともあります。
問題って何だろうか?
問題というのは個人の価値観で変わってきます。
問題視するのは個人から発生します。
それぞれの個人の問題が一致すると組織に発展し、地域に発展し、拡大していくこともあります。
個人の理想やポリシーや常識があり、現状とのギャップに対して問題点が出てきます。
ですから仕事場での個々に違った、部署間で異なった問題点は必ず異なってきます。
それは大きさにかかわらず問題提起する場所をキチンを作る必要があります。
問題の大きさは個々の判断で異なるわけですから。
ある人は大したことないと思っても、ある人はなんで早く言ってくれなかったの?ということになります。
問題提起する場所を作り、それを継続することで問題意識を持つことができます。
日頃から問題点が噴出する人もいれば、湧水が流れてくるようにゆっくりですが絶えず出てくる人もいます。
これを集約し、持って集まり、ぞれぞれが提言していく。
その中で見栄は不要です。
命令も不要です。
威張ることも、序列を作ることも不要だと思います。
言いやすい雰囲気を作って、時に感情的になれるくらいの方がいいんです。
問題を作る場を作り、参加している人が問題意識を持ち、さらに隅々まで問題意識を持ってもらう。
そのあとに問題意識を集約し、その場で問題提起できるようにする。
問題意識を持ち、解決しようとする心掛けは個人と成長させ、クリニックも成長させます。
一番、愚かなことは日常業務を重視するあまり、問題意識を少ない(話すことがない)と決めつけて、問題解決する場をなくす、あるいは回数を減らしていくことです。
個人が問題意識を持たなくなると、組織が問題意識を持たなくなります。
個人が問題意識を持たなくてもいいと思うと、組織は医療人として怠惰なものにしていきます。
カンファレンスは問題意識を表現する場です。
私自身も問題意識を持って参加できているか試される場となります。
個人と組織の成長を促すためにもカンファレンスの定期的な継続は必要です。