「腎と透析」という腎と透析領域の医学雑誌の2月号に掲載されました。
保存期腎臓病の方の蛋白制限食とカルニチンについての論文です。
蛋白制限食を継続しているとカルニチンが減少してくるのかどうか?という内容です。
症例数は少ないですが、保存期腎臓病の方においては尿からのカルニチンの排泄が低下していて、血清濃度は維持される可能性が高いと思われます。
蛋白制限食をしていて腎臓からのカルニチン排泄が低下しているので濃度は保たれているという話です。
ただ、0.4g/㎏以下なのどの極端な蛋白制限していると低下する可能性があり、カルニチンの低下によるこむら返りなどが出現する可能性はあると思われます。