透析の二次制服甲状腺機能亢進症に対する薬でレグパラという薬があります。
これは副甲状腺に働いて、過剰に分泌されているPTHを抑える薬です。
PTHが高い状態が持続すると骨がスカスカになってしまいますので、レグパラという薬は非常に重要な役割を果たしています。
レグパラは非常によく効く薬ですが、吐き気や嘔吐などの消化器症状が出現しやすく、継続が困難となることが問題でした。
このたび、レグパラの後継品として「オルケディア」が発売になります。
この薬はレグパラと同じ機序の薬ですが、消化器症状がかなり少なくなり、継続性が高まると期待されている薬です。
レグパラやパーサビブといったCaを上げずにPTHを下げる薬は今となっては選択肢として、欠かすことができない薬となっています。
副作用が軽減された薬が出ることは非常にうれしいですね。