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院長の臨床メモcolumn

2024.12.02

リン低下にカルシミメティクスも考慮

リンを下げるには

①食事管理

②リン吸着剤

③フォゼベル

④骨吸収の抑制

今回は④の話です。

近年、二次性副甲状腺機能亢進症に対して、オルケディア、ウパシタなどのカルシミメティクスが投与されます。

目的としてはPTHを下げ、骨回転を上げすぎないようにすることです。

つまり、骨吸収を抑制するということになります。

PTHを下げることによりリンは低下します。

ある報告ではビタミンD製剤よりもカルシミメティクスの方がリン低下効果が大きいと報告されています。

今後、カルシミメティクスを使用している場合のPTHの目標値が変わるといわれています。

カルシミメティクスを上手に使い、PTH,Ca,Pを良好に管理したいと考えています。