リオナは鉄を利用したリン吸着剤である。
リオナは胃の中で遊離3価鉄となり、リン酸イオンと結合する。
そのリン酸鉄(Ⅲ)が排便中に排泄される。
しかし、そのリン酸鉄の一部が遊離2価鉄として吸収される。
そのため、リオナは鉄欠乏性貧血にも保険適応となっている。
もちろん、鉄欠乏性貧血を合併した高リン血症の透析患者さんに対しても効果を発揮しダブルアクションを起こす。
その他、リオナなど経口鉄製剤にはメリットがある。
静脈注射剤に比べて酸化ストレスが軽減されることである。
静脈注射製剤は急性心不全の貧血管理に有用であるという論文はある。
しかし、その一方で透析など比較的使用頻度が多い場合、静脈投与では臓器障害を惹起する非トランスフェリン鉄上昇、酸化ストレス物質の上昇、抗酸化ストレス物質の減少が指摘されている。
経口鉄剤はそれらに変化がないとされるため酸化ストレスにも有利であるといわれている。
ちなみに、リン低下効果は、第2相臨床試験によると
1500㎎で-1.29
2000㎎で-2.21
6000㎎で-4.10