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院長の臨床メモcolumn

2017.01.14

トラゼンタ+フォッシーガ

内科外来で糖尿病の患者さんがいらっしゃいます。

これまでトラゼンタを内服されてきたのですが、なかなか変わらず下の写真の①の時SGLT-2阻害薬のフォッシーガに変更しました。

しかし、やはり甘い期待で変更だけではなかなか低下しませんでした。

むしろ上昇傾向となり、②の時点でフォッシーガにトラゼンタを再度追加し、2剤併用としました。

その後順調に低下し、HbA1cもようやく7%を切ることができました。

インスリン分泌能が決して良くない患者様に対してDPP-4阻害薬からSGLT-2阻害薬に変更してもやはり血糖は有効的には低下せず、むしろ上昇する可能性があります。

単剤でうまくいけたら患者さんもよろばれると思うのですがそうはいきませんでしたね。