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院長の臨床メモcolumn

2016.12.29

サルコぺニアや低栄養対策へのシフト

最近では高齢化に伴い、さらに健康寿命を高めていこうという流れになっているので、「栄養と運動」がクローズアップされています。

サルコぺニアというのも当たり前に出てくるようになりました。

サルコぺニア予防には運動だけではなく、適切なカロリー摂取とタンパク質摂取が必要です。

栄養だけでも効果は少なく、運動と併用することで予防効果は高まります。

それはそうかもしれません。

食べてばかりでは筋肉は増えませんし、活動度も低下してしまいます。

歩くのでもいいし、座りながら体操でもいいし、筋肉は使っていくべきです。

食事に関しても日本腎臓学会、日本透析学会ともにサルコぺーニアや栄養障害を危惧して、

適切なカロリー摂取を取りましょうということを食事療法基準として記されています。

透析では30-35キロカロリー/体重㎏

腎臓病では25-35キロカロリー/体重㎏

タンパク質摂取は腎臓病ではステージによって異なりますが、キチンと栄養状態を把握して指導しないと低栄養になってしまい、活動度も低下すると思われます。

いかに歩ける体を維持するかがとても重要になってきます。

いつまでも歩ける体を維持しようと思えば、動ける今から動く習慣を付けていくべきだと考えています。