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院長の臨床メモcolumn

2025.09.05

ゲーベンクリーム

痂疲を伴う皮膚潰瘍の時はどうすればいいのか?

基本的には皮膚科に相談になります。

しかし、皮膚科に行けないときは自分で処方するしかありません。

皮膚科ではないので自分で処置するデブリードマンはできません。

ゲーベンは、

スルファジアジン銀は、細菌の増殖を抑制する抗菌作用を持っています。

銀イオンが細菌の細胞壁やDNAに結合し、細菌の代謝を阻害することで、広範囲の細菌に対して効果を発揮します。

痂疲の下では細菌が増殖しやすいため、この抗菌作用は感染予防と治療に重要です。

また、痂疲を軟らかくする効果があります。

軟らかくなった痂疲は、交換時に物理的に除去しやすくなります。感染した痂疲を適切に除去することは、潰瘍の治癒を促進するために非常に重要とおもわれます。

いずれにしろ、回復が不良であれば速やかに皮膚科に行った方がいいですよね。