カルシミメティクス(ウパシタ®など)の投与中はカルシウム濃度は低下しやすくなります。
PTHの産生が抑制されるために低Ca血症となります。
他にカルシミメティクス投与中は骨のCa需要が高まっているため、炭酸カルシウムを投与した方が骨折予防が高くなるという報告があります。
炭酸Caのカルシウムが骨に取り込まれやすくなります。
一方で炭酸カルシウム投与によりCa負荷も気になると思います。
Ca負荷は血管石灰化のリスクにもなります。
ただ、カルシミメティクス投与中では長官のCa感知性受容体も刺激されるため、腸管からのCa吸収が抑制されます。
ですので、カルシミメティクス投与中に限ってはCaの負荷にはなりづらいと思われます。