院長の臨床メモ腎臓病の方は、ロキソニンやボルタレンをあまり使っていると腎臓病が悪化することがあります。
この２つの薬剤はどちらもNSAIDsにあたります。
では、風邪薬に入っている、イブプロフェンはどうなのか？
これも、同じくNSAIDsにはいります。
ロキソプロフェンとの違いは、吸収が早く、効果は修験しやすいですが、効果がややマイルドになります。
ただ、腎臓への影響は、両者とも腎臓に対して同程度のリスクを持っていると思われます。
NSAIDsは共通して「プロスタグランジン」という腎臓の血流を保つ物質を抑えるため、腎血流が減少し腎機能が低下する可能性があるので、漫然と飲むのはよくないかと思います。