アルコール摂取とタンパク合成には密接な関係があります。
多量のアルコールを摂取すると、タンパク合成が妨げられることが知られています。
タンパク合成は筋肉を作るために必要不可欠なプロセスであり、健康的な筋肉の形成に重要な役割を果たしています。
しかし、アルコールはこのプロセスを妨げるとされています。
具体的には、肝臓でのアルコール代謝によって産生されるアセトアルデヒドがタンパク合成のスイッチとなるmTORの働きを弱めます。
筋トレをよく行っている方々の臨床試験で、
プロテイン摂取 VS プロテイン+アルコール摂取という報告があります。
プロテイン+アルコール摂取の方が30-40%タンパク合成が低下したようです。
筋トレしている方でさらにプロテインを飲んであったとしても、アルコール摂取によりタンパク合成が低下する可能性があるということです。
アルコールは消化器官で働く消化酵素を抑制し、栄養素の吸収率を低下するともいわれており、筋肉量に影響するかもしれません。
とはいえ、筋トレの量やアルコール量・頻度など人ぞれぞれ出すので、適度というのが一番ではないでしょうか。