今回は、コレステロールの薬のお話。
コレステロールの薬で有名なスタチン系と、食事のコレステロールの吸収を抑える薬が一緒になった薬剤(合剤)が発売されました。
その名前がアトーゼット:
具体的にはスタチン系:アトルバスタチン+ゼチーア(エゼチミブ)の合剤です。
コレステロールの合成と吸収を抑える薬なのでかなり効果は期待されます。
効果も1か月以内に速やかに低下し、コレステロール目標値達成率も高いと報告されています。
慢性腎臓病の方では心血管イベントを抑えるために、LDLを120未満に下げる必要があります。
基本的にはスタチンだけで低下することは多いですが、中には下がりづらい患者さんもいらっしゃいます。
その時に、登場するのがこのアトーゼットになると思います。
2剤型あって、
アトーゼットLD=アトルバスタチン10㎎+ゼチーア10㎎
アトーゼットHD=アトルバスタチン20㎎+ゼチーア10㎎
となります。