腎臓の悪くない患者さんで、比較的若くて、肥満傾向のある患者さんに、最近はよくSGLT-2阻害薬を処方します。
この薬は尿糖を出すことによって血糖を下げようという薬です。
夏は脱水症になりやすいので注意ですが、最近は涼しくなって処方しやすくなりました。
SGLT-2阻害薬(今回、スーグラ)でよく血糖が低下した患者さんがいらっしゃいます。
上記のように8%以上あったHbA1cが6月以降、明らかに低下してきています。
体重も減少するはずですが、残念ながらそれは変わっていません。
しかし、中性脂肪も低下傾向にあります。(下図)
脱水症と尿路感染症に注意しながら継続した行こうと思います。
欧州糖尿病学会でもSGLT-2阻害薬の心血管イベント抑制効果も発表されたようです。
使い方によっては良薬といえそうです。