糖尿病の治療薬として注目しているGLP-1アナログ製剤。
現在では注射薬だけではなく、内服薬もあります。
血糖降下作用だけではなく、体重減少効果も大いに期待できる薬剤です。
腎臓病域でも推定GFRの低下の進行を抑制したという報告もあります。
しかし、薬の特性上、消化管の副作用があります。
悪心、嘔吐、下痢が有名とされています。
出現時期は、おおよそですが、嘔吐や悪心が1‐2日、下痢は5日間とされています。
薬剤によっては使っていくとだんだん慣れてきて、副作用の症状がなくなる薬剤もありますが、GLP-1アナログはばらつきがあるようです。
ただ、投与量が多くなると副作用の頻度が増えたり、期間が長引いている印象があります。
よく使われる薬剤ではありますが、消化器症状には注意が必要だと思います。
軽度の副作用であれば、血糖降下作用があるので継続したいというときもあります。