院長の臨床メモ10月1日からCOVID-19ワクチンの定期予防接種が始まります。
（当院は11月以降）
透析患者さんの場合、60歳以上はすべて対象者に大東します。
透析学会では対象となる透析患者さん全員への接種を推奨しています。
COVID-19ワクチンの効果は約4か月程度で減弱するようですので、接種時期が悩まれるところです。
真夏と真冬に流行する傾向もありますが、決して一定した流行ではないです。
当院では、まずインフルエンザワクチンを行い、その後COVID-19ワクチンを行う予定です。
（同時接種は行う予定はないです）
治療に関しては、
①入院施設であれば、レムデシビル（ベルクリー®）
②クリニックであれば、モルヌピラビル（ラゲブリオ®）が日本での透析患者さんに対する報告で予後改善効果が報告されています。
エンシトレルビル（ゾコーバ®）も透析患者さんに投与は可能です。しかし、アゼルニジピンなど降圧剤を含め併用禁忌薬があるので、投与の際には要確認です。
ちなみに、パキロビット®は透析患者さんには推奨されていません。