本日、キッセイ薬品主催のCKD-MBDセミナーの講演を行いました。
WEB講演会でした。
CKD-MBDのうち、カルシウム、リン、PTHの管理についての話です。
どれが大切か?
P>Ca>PTHの順番で管理をする必要があります。
もちろん、すべて正常にすることがベストであることは言うまでもありません。
つまり、いくらPTHがよくてもリンが高くては生命予後の改善は見込めません。
やはり、一番はリンをよくすることが重要です。
しかも、しっかりと食べ、リン吸着剤を服用しながら3.5-5.0未満に管理することが最近の研究ではいい結果が示されています。
この目標値は簡単ではありません。
ガイドラインでは3.5-6.0未満となっていますが、今後改定される可能性もあるかと思います。
当院ではPTHの管理は良好ですが、カルシウムの管理が甘く、現在、調整を行っています。
ただ、リンに関しては食事と直結することから簡単ではありません
世間一般的なリン管理よりもコントロールされている方ですが、栄養を保ちながら、適切に管理していくことの継続性は欠かすことができません。
リンは高かったり、低かったりを繰り返すのではなく、管理目標を維持することが非常に大切といわれています。
今後も、Ca,Pを意識しながら管理していかなければなりません。
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