海外の有名な腎臓病の雑誌の血中のBUNが上昇すると糖尿病発症の危険性が高まるという論文が報告されました。
BUNは腎臓から排泄され、腎臓病が悪くなるとBUNは上昇します。
糖尿病も腎臓病を合併すると腎臓が悪くなり、BUNが上昇します。
今回は、糖尿病が悪くなるとBUNが常用する話ではなく、その逆で「BUNが高いと糖尿病が発症しやすくなる」という話です。
BUNを25より高い人、低い人で分けた研究で、BUNが高い方は腎機能と関係なく、糖尿病になりやすいという結果でした。
もちろん、腎臓病でBUNが上昇した患者さんも糖尿病になりやすいということになります。
BUNは血中の蓄積するとインスリン抵抗性が増大し、インスリンの分泌が悪くなるという説があるようです。
BUNも糖尿病発症の危険因子になるという新たな知見が増えましたね。