はじめての方も
お気軽にご相談ください

院長の臨床メモcolumn

2018.11.05

2018年日本透析学会のリオナ関連の発表集より

リオナは、リン吸着剤ですが、鉄分が含まれているのでヘモグロビンが上昇する可能性があります。

時に、過剰な上昇することがあり、注意が必要とすることがあります。

学会発表の中で、赤血球を3,500,000以下かつ、MCH35以下にコントロールをすると過剰な上昇を下げると報告がありました。

また、当院の発表では、鉄欠乏状態では過剰なHbの上昇をきたしやすいので注意が必要という報告もすでに行っています。

後は、薬を増やすと貯蔵鉄であるフェリチンが上昇しやすくなります。

また、鉄分が入っているため14%の方々に下痢を示すことがあります。

今回、

食事の間食のときのリン吸着剤の飲み方についても報告がありました。

間食の時にリンの薬を飲むと隣が7台から5台下がる報告もありました。

あと、75歳のご高齢の方では、食事摂取量が低下し、1回分の食事で十分なカロリーが取れない時に、間食をすることにより栄養状態が改善すると言う報告がありました