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院長の臨床メモcolumn

2012.04.13

2012年からインタクトPTHが基準値変更

先週にインタクトPTHの正常値について書いたばかりで大変申し訳ないのですが。。。

2012年から日本透析医学会の慢性腎臓病に伴う骨・ミネラル代謝異常の診療ガイドラインが変更になりました。

インタクトPTHは3カ月に1回は取りましょう。

しかしレグパラやビタミンD静注(オキサロールやロカルトロール)を投与されている方は月1回の検査が望ましいということです。

変更点といいますと
⇒⇒⇒基準値です。

前回までのインタクトPTH60-180は

⇒⇒⇒「60-240pg/mlに管理することが望ましい」という記載に変更になっています。

あとwhole PTHを測定しているところは35-150ということです。

インタクトPTHの基準値が何で上がったのかな?と素直に思いました。

前回の目標範囲が狭いという批判があったようです。

また基本的には3カ月に1回の測定なのでタイムラグが発生する可能性があるようです。

間違えてはいけないのが、インタクトPTHの基準が甘くなったというわけではないということです。

これまでと変わらず、長期的合併症である副甲状腺機能が亢進しないようにしっかりと内科的管理をしていく必要があります。

つい最近書いたばかりなのに早々に変更して申し訳ありません。

しっかりと勉強していかなければ!!