先日、透析におけるBNPの勉強会をしました。
BNPは透析患者さんだけではありませんが、心臓の状態を把握に有用です。
特に心不全の患者さんには有用です。
透析患者さんではよくハンプを測定しますが、それはあくまでドライウェイトの評価ですので、見ているところが一緒ではありません。
以前はBNPを測定していましたが、Nt-proBNPは安定性が高く、専用容器も不要で、BNPより心不全の予知に優れているといわれてます。
一部、資料の抜粋です。
●Nt-proBNPはどうなのか?
・6000以上:心血管病の危険性が高くなる。
・8000以上:心不全入院の危険性が高くなる。
・9000以上:心血管病死亡率が高くなる。
・3桁以下ならリスクが少ない。
(参考)CKDステージ3-5:では1200以上で危険性増大 日本循環器病学会)
●ちなみに透析前なのか?透析後なのか?
・心不全予後予測としてはどちらでもいい報告もある。
・透析前の測定として報告されている例がおおい。