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院長の臨床メモcolumn

2024.09.25

骨粗鬆症治療薬:プラリア®

骨では骨吸収と骨形成により骨を維持しようとしています。

しかし、骨粗鬆症に骨形成が低下し、骨吸収が増えて、骨がもろくなります。

難しい話になりますが、骨粗鬆層では、骨芽細胞によるRANKLの発現が増えます。

RANKLが増加することにより破骨細胞が増加し、骨吸収が増えます。

プラリアはRANKLに結合することにより、破骨細胞の活性を低下させます。

その結果、骨吸収が抑制されるので、皮質骨や海綿骨の骨量が増強して骨が強くなります。

(イメージ図)

①骨粗鬆症のメカニズム

②プラリアの作用機序

第一三共プラリア商品説明より引用