最近透析時間を延長していっています。
透析室の空気感があるせいか、患者さんの時間延長の受け入れもスムーズでびっくりすることもあります。
随分前ですが透析時間を拒否していた方も透析時間を延長しました。
透析時間を延長したかた、特に5時間以上の方は明らかに貧血がよくなり、貧血の薬(ESA)の使用量が減少しています。
一方で、オンラインしている4時間未満の患者さんはオンラインをしていても貧血の状態は変わりません。(悪くも良くもなっていないので安定しているとも言えます。)
違う患者さんなので比べようがないですが、貧血に関して単純な感想では長時間透析の方がオンラインHDFよりも貧血改善効果とESA減量効果が強いのではないかと思います。
ということは長時間透析+オンラインHDFは最強の治療なのかもしれません。
僕としては長時間透析をし、さらに透析中の血圧などの循環動態が安定する透析方法を選択したいと思います。
長時間+オンラインは最強かもしれませんが、すべてに当てはまることはないとも考えます。
長時間し、かつ苦痛のない、安全な透析方法を考えています。
偉そうなことを書いてはいますが、実際6時間以上の長時間透析をやっているのはごく少数です。。。