透析患者さんでは血糖値の目標をHbA1cではなくグリコアルブミンを使用されます。
心臓病がある方の目標値は
グリコアルブミン24%未満
とされています。
グリコアルブミンの方がHbA1cよりも透析患者さんによって生命予後など関連するとされているので、最近ではグリコアルブミンが通常の項目となっているを思います。
しかし、一方で糖尿病領域では
HbA1cが用いられており、
目標値も、年齢や低血糖が起こしやすい薬を使っているか、認知症があるかないか、合併症が多いかどうかなどいろんなカテゴリーに分かれています。
たとえば、透析患者さんで心臓病があって、インスリン使っている人の目標は
HbA1c8.5%未満で、かつ7.5%以下にしない
という目標になります。
透析学会のガイドラインを使用するのか?
糖尿病学会のガイドラインを使用するのか?
私は透析学会のガイドラインを使用していますが、糖尿病専門の先生は糖尿病学会を使用すると思います。
是非は問いませんが、透析患者さんにおいてはGAとHbA1cのギャップが結構あるので、個人的にはGAの方がいいのかなあ・・・と思っています。